　南無甘露台に包まれた不思議

　動画：考えてみると完全に治っていた　　　　　　　大林栄次

三男である私は、田舎の高校を出て東京の大学に入った。
しかし、私の大学生活は孤独の四年間だった。

翌日、義父と義兄夫婦に礼をを述べようとした時、
病院の妻から電話が入った。
「入浴中にチアノーゼを起こして今検査している・・・」

当初の私の動機は自分の仕事に対する向上心から、更に世の中の定規という教えを身に付け、もっと仕事に対して成功への近道を知りたいというものでした。

私は持病のように消化器系がいつも弱くて食欲不振や重苦しい圧迫感、下痢をしやすい体質でした。そうした苦痛を患いながら、鬱陶(うっとう)しい何かが・・・

私は事業の失敗で大きな借金を作り、父の家屋敷まで取られ、
妻や子供父母にまで不安な毎日を送らせる日々で、私自信も借金の取り立てや・・・

私はこのお道に結婚という事情でご縁を頂きました。
なかなかいい縁に恵まれず、年もだんだんと重ねていくと、
いつしか不安とあせりが出てきました。

もう俺の人生もダメなのか。
これは、私が頭を病んで精神病院に入院させられてしまった時、精神的に少し落ち着いてきた頃に思った事です。

親神様との出会いは、結婚来十年間、夫の度重なる外泊、金遣いの荒さに悩み、やっと五年目に年子で娘二人を授かったのですが、異常と思われるほどの暴れ方と・・・

仕事も両親と共に家業の酒小売業を営んで毎日忙しい中、幸せな日々でした。しかし
私はどうしても納得のいかない事がありました。